介護施設は、コロナ渦で最も感染防止対策に気を配っている施設の1つです。横浜市と川崎市を中心に介護事業を展開する社会福祉法人中川徳生会様は、気の休まらない状態が続いている現場の従業員に向けて「感謝の気持ち」を伝える機会を大切にしてこられました。前年度の仕様を超えるギフト製作を目指し、多数のサービスを比較検討した中で「SELECTSなら、心を込めたギフトが実現できる」と判断されたポイントと実現したこだわりについて、理事長の髙橋栄治郎様と法人本部の髙橋明子様、伊地智様に詳しく伺いました。
社会福祉法人中川徳生会様が、複数のカタログギフトサービスを比較検討された中で「SELECTS」を選んだ決め手はなんだったのでしょうか。
髙橋栄治郎:実は、SELECTSに出会う前に何社も比較検討をしたんです。インターネットで調べたり、電話で問い合わせたりするだけでなく、いったんは商品ラインアップも提案してもらいました。ところが、その提案から「心」が感じられなかったんです。内容がありきたりで、これをプレゼントしても私たちの気持ちが伝わるとは思えなかった。これはダメだとなったときにSELECTSを知りました。聞けば、商品ラインアップからデザインまで全てオリジナルにできるという話でしたので、「これならわたしたちの心を込めたギフトをつくることができる」と思いました。
髙橋明子:ある会社さんからは、食品だけの商品ラインアップを提案されました。決して食べ物がいけないわけではありませんが、「お疲れ様」「ありがとう」という気持ちを伝えるために“食品だけ”に絞る必然性は感じません。こちらの要望に合わせて提案するというよりは、出来合いの選択肢をただ提示された印象を受けました。その点、SELECTSは私たちの意見をひとつひとつ丁寧に聞いたうえで、しっかり考え抜いた提案をしてくれました。
そもそもなぜオリジナルのカタログギフトを作成しようと思われたのでしょうか。
髙橋栄治郎:スタッフに感謝を伝えたいという思いからです。以前は、毎年年度末の時期に、横浜の崎陽軒本店で宴会場を貸し切って総会を開催していました。第二部の慰労会では、全てのテーブルを回ってお酌をしながら、「今年度もありがとう。来年度もよろしく」と感謝を伝えていました。ところが、コロナ禍で総会が開催できなくなり、感謝を直接伝える機会が失われました。
「感謝」が大きなキーワードであると感じますが、オリジナルカタログギフトに込めた想いをお聞かせください。
髙橋栄治郎:私たちは介護施設を運営していますので、感染防止対策にはかなり力を入れています。施設内だけの話ではなく、スタッフのみなさんは、外食や外出もずっと控えているんですね。普通ならフラストレーションが爆発しそうな状態のはずなのに、それをおくびにも出さず毎日頑張っているんです。特別養護老人ホームの入居者様に感染者が出たときなど、自ら志願してそのエリアを担当するスタッフもいます。そんな仲間たちを強く尊敬しますし、彼らに向けてきちんと感謝の気持ちを形にしたい、せめて一時だけでもホッと心が休まる時間をプレゼントしたいと思いました。
数あるギフトの中からオリジナルカタログギフトを選んだ理由は何でしょうか。
髙橋栄治郎:前年度に崎陽軒のお惣菜ギフトを贈ったところ、私が選んだ品だということがスタッフに伝わり、好評でした。今年はさらにそれを超えるギフトを用意しなければと考えていました。加えて、弊社のスタッフは本当に多様性に富んでいるんですね。20代から80代まで年齢もばらばらですし、既婚者も独身者もいます。お子さんがいる人もいない人もいますので、どのスタッフにも楽しんで選んでほしい、そう考えたとき、カタログギフトという選択肢が浮かんできたんです。
全てのスタッフさまに喜ばれるオリジナルカタログギフトを実現するため、こだわったのはどんなところでしょうか。
髙橋栄治郎:やはり、商品のラインアップですね。できるだけ一人ひとりの顔を思い浮かべながら「この人にはこういうものがいいかな」「お子さんがいるならこういうほうが楽しんでもらえるのでは」などと考えて選びました。40種類と思ったより多くできたのも良かったですし、納得できるものを選べたと思っています。
SELECTSでの商品選定のプロセスはいかがでしたか。
髙橋明子:リラクゼーションや美容アイテムなど、ジャンルは大まかに決めていたのですが、具体的な商品については正直思いつかない部分もありましたので、プロの力をお借りしたいと考えていました。SELECTSからの具体的な提案のおかげで、商品ラインアップが拡充していったので、非常にありがたかったですね。
髙橋栄治郎:例えば韓国コスメを喜ぶ人がいるというのはイメージできるのですが、具体的にどの韓国コスメがいいのか、今何を選ぶべきなのかといった具体的な商品情報には詳しくありません。ニーズはわかっても、ぴったりなものを選ぶのは難しいんですよね。その点、SELECTSは選定理由をきちんと添えて、根拠のある提案をしてくださったので、みんなで納得して選ぶことができました。
逆に、難しさを感じた点はありませんでしたか。
髙橋栄治郎:当初は「これじゃダメです」とか「こうしたほうがいい」と意見を押し付けてこられることもあるのかなと若干の心配をしていましたが、そういったことは一切なく、こちらの希望を伝えるときちんと提案に反映してくれました。親身かつ丁寧な対応で安心しましたね。
デザインや文面のご提案はいかがでしたか。
髙橋栄治郎:カードのデザインに関しては、最初のご提案は少しイメージが違いました。ギフトなので当然そうなるのは理解できるのですが、わりと華美な感じだったんですね。でも私はむしろカードは質素なほどシンプルにして、少しでも商品のほうに予算を回したかったんです。SELECTSは、そうした意見もすぐに受け止めて軌道修正してくれました。商品ラインアップもそうですが、懸念点を1つずつしっかりとクリアしてくれたので、気持ちの良い“意見のキャッチボール”ができたと実感しています。
文章など細かな表現面の効果にもこだわりを感じますが、そのあたりはいかがですか。
髙橋栄治郎:カタログギフトに掲載した商品の説明文は自由に設定できるということだったのですが、あまり長くしてもわかりづらいですし、それこそ気持ちが伝わりにくくなります。シンプルにしたかったのですが、コピーを提案頂け助かりました。
今回、「お年玉ギフト」としてスタッフのみなさまに贈られたそうですが、反応はいかがでしたでしょうか。
髙橋明子:非常に好評でした。サプライズで楽しんでほしいという髙橋理事長の意向もあって、サプライズで各事業所の施設長から手渡しをする形にしましたし、感謝を伝えるのが目的なので特にヒアリングもしていませんが、自然発生的にスタッフから「ありがとうございます」という反応があがってきています。
伊地智:ショッピングが迷うのも楽しいように、今回のお年玉ギフトも「いっぱい悩んで、選ぶ時間も楽しんでほしい」という思いを込めていました。狙いどおりにみなさん悩まれているようです。私自身、どれにしようかとても悩んだのですが、とあるお店に行ったときに機能が素晴らしいと感じたマッサージ器が掲載されていて、それに決めました。実際に選ぶ側の立場になったときに、魅力的な商品が並んでいたので、SELECTSの力をお借りしてよかったと実感しました。
髙橋栄治郎:感謝の気持ちを伝えたい、ホッと心の休まる時間を過ごしてほしいという2つの大きな目的が達成できたと感じています。特に印象に残っているのが、70代のスタッフから「この年齢になってお年玉をもらえるとは思わなかった」と嬉しそうに言われたことです。大人になるとお年玉はあげるばかりですが、もらう側になって喜んでくれたというのは、私としても非常に嬉しかったですね。
最後に、「SELECTS」の導入を検討している企業へメッセージをいただけますでしょうか。
髙橋栄治郎:「SELECTS」は、感謝を伝えたいというシンプルながら難しいテーマを見事にクリアしてくれました。思いを形にして贈りたいという人におすすめしたいですね。あと、しっかりと意見を汲み取ってもらえるのは大きな特徴だと思います。企業でギフトを活用するのはさまざまな目的があるはずですので、その部分をしっかり聞いて実現してくれるのはすごく良いと思いますよ。
ありがとうございました。
社会福祉法人中川徳生会は、神奈川県横浜市・川崎市を中心に11箇所の医療・介護施設を運営しています。「特別養護老人ホーム」、「短期入所(ショートステイ)」「通所介護(デイサービス)」「居宅介護支援事業」も併設し、行政から「地域包括支援センター」も受託しています。
社名
社会福祉法人 中川徳生会
住所
〒224-0029 神奈川県横浜市都筑区南山田2丁目39番35号
URL
https://nakagawa-tokushokai.com/
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