
大規模な組合員組織では、活動の意義を一人ひとりに届け、継続的な接点をつくることは大きな課題です。職場改善や組合員同士の交流に加え、社会貢献活動など、組合が担う役割は多岐にわたります。しかし、その取り組みが十分に伝わらなければ、組合活動への理解や共感は広がりにくいものです。
約4,800名の組合員を擁するクレディセゾン労働組合様も、組合員との日常的な接点づくりに課題を抱えていました。そこで結成60周年の記念事業において、SELECTSのオリジナルカタログギフトを導入。周年記念品を、組合員に感謝を届けながら組合活動を知ってもらう「情報接点」として活用し、課題解決へとつなげました。
期待以上の成果が得られたと語る広報担当の原田様に、SELECTSを選んだ理由や実際の組合員の反応などについて伺いました。
結成60周年の記念品をカタログギフトにした理由を教えてください。
クレディセゾン労働組合は2023年1月に結成60周年を迎え、さまざまな記念事業を実施する中で、組合員に記念品を配ることになりました。
以前に単一の記念品を配布したときは、喜んでくれる方もいれば、そうではない反応もありました。
執行部内でも、単一の記念品では満足度が下がるのではないかという意見が多かったんです。
組合員は年齢も価値観もさまざまです。
一つの品物に絞るよりも、自分で選べるものにしたほうが満足度が上がるのではないかと考え、カタログギフト形式を採用することにしました。
なぜオリジナル性のあるカタログギフトにしたのでしょうか。
ただのカタログギフトではなく、オリジナル性にこだわったのは、記念品を通じて解決したい大きな課題があったからです。
一つは、組合活動への共感者や理解者を増やすこと。クレディセゾン労働組合は、ホームページやLINEなどを活用した広報活動にも力を入れています。
他の労働組合と情報交換する中でも、情報発信には比較的進んで取り組んでいる方だと感じていました。
私自身も広報担当として、組合活動をより多くの組合員に届ける役割を担っています。
働く人のライフキャリア充実につながる価値提供に力を入れていても、「組合って何をしているのだろう」と感じている人に活動が届かなければ、取り組みの価値は伝わりません。
そこで、組合費を目に見える形で還元しながら、組合活動をしっかり伝えたいという思いがありました。
もう一つは、各職場の代表である支部役員が誰なのかを知らない組合員が多いという課題です。
オリジナルのカタログギフトであれば、支部役員の顔写真と名前を掲載できるため、受け取った組合員に知ってもらう機会になると考えました。
オリジナルカタログギフトは、満足度を高めるだけでなく、組合員との接点づくりにも使える媒体だったのです。
Webカタログギフトとしてこだわった点はありますか。
私は広報担当なので、組合のホームページをもっと見てもらいたいという気持ちがずっとありました。
組合では普段から活動内容をホームページやLINEで発信しているため、そこに組合員が日常的に触れる状態をつくることも大切でした。
組合員全員が手にするというめったにない機会を活かして、記念品から組合Webサイトへダイレクトにつながる導線をつくりたいと考えたんです。
具体的には、組合のLINE公式アカウントに「周年記念品の交換はこちら」というバナーを設置しました。
そのバナーをタップすると組合Webサイトに移動し、そこにある組合員個別のマイページに入ると、記念品カタログギフトの特設サイトにアクセスできる仕組みです。
ただ記念品を受け取るだけでなく、その過程でLINE公式アカウントに登録し、Webサイトを訪問してもらえる流れを意図的に作りました。
Webカタログギフトには、どのような独自コンテンツを入れたのでしょうか。
支部役員の顔写真と名前、おすすめ商品を載せるページは、
支部役員と組合員のコミュニケーション接点としても重要でした。
支部役員の顔と名前、さらに支部ごとのおすすめ商品までWebカタログギフトに組み込むことで、
記念品を受け取る体験そのものが、職場の代表者を知るきっかけになると考えました。
デザイン面ではどのような方針にしたのでしょうか。
支部ページの見栄えをきれいに整えるか、手作り感を残すかで非常に悩みました。
SELECTSの担当者から「支部の方が作ったものをそのまま載せたほうが、
手作り感が出て親しみが湧くのでは」と提案を受けました。
支部のみんなで作った雰囲気が伝わり、支部ごとの個性も出るということで、その案を採用しました。
結果として、どの支部ページもそれぞれの色が見えるものになりました。
完成品を見たときは、「希望通りで嬉しい、やっとできた」という実感がありました。
成果としてはいかがでしたか。
LINEからマイページへつなぐ導線に加え、支部役員の顔が見えるページや支部ごとのおすすめ商品を組み込んだことで、記念品交換は組合Webサイトに触れる自然なきっかけになりました。
各支部の役員にもカタログギフトの利用を呼びかけてもらったこともあり、支部ごとに90%以上という高い目標を設定していた交換率を達成できました。
そのおかげもあって、LINE公式アカウントの友だち登録者数は一気に約700人増え、今回のWebカタログギフト対象者数とほぼ同数の4,000人を超えました。
Webサイトの閲覧数も通常時の約3倍になっています。
普段は月1,000程度だった閲覧数が、記念品交換期間には大きく伸び、組合員が繰り返しWebサイトを訪れるきっかけになりました。
こうした数字は、周年記念品を単なる配布物ではなく、組合員との情報接点として設計した意味を示すものでもありました。
LINE登録者数を増やすキャンペーンは以前にも実施したことがありますが、
そのときは100人程度しか増えませんでした。
今回の約700人という数字は、本当に宝石のようなものだと感じています。
導線を工夫し、全支部で協力できたからこそ、これだけの結果につながったのだと思います。
商品ラインナップのテーマは、どのように絞り込んでいきましたか。
商品ラインナップについても、最初から北陸復興支援だけに決めていたわけではありません。
60周年にちなんだものや、組合のレクリエーションにつながるものなど、複数のテーマや予算別の価格帯まで検討しました。
その都度、SELECTSの担当者が一つひとつ丁寧に提案してくれたことで、自分たちらしい企画へ絞り込むことができました。
最終的に商品ラインナップを北陸の復興支援に絞ったのはなぜでしょうか。
クレディセゾン労働組合は、社会貢献活動にも力を注いできました。
2024年1月の能登半島地震は甚大な被害をもたらし、報道が少なくなっても復興が進んでいない場所が多かったため、「北陸に行かなくてもできる支援」を組合として検討していました。
カタログギフトの商品を北陸の品に限定することで、組合員が記念品を選ぶことそのものが支援への参加になる形にしたいと考えました。
その思いをSELECTSの担当者に伝えたところ、特設サイトのトップに配置するキービジュアルには、北陸にちなんだ写真を使うのがよいのではと提案してもらいました。
60周年ロゴの背景に多数の写真を配置し、色味も合わせたデザインは、組合内でも「すごくいいね」と評判でした。
商品も、お肉、お酒、甘いものなどジャンルが偏らないよう幅広く揃えてもらいました。
北陸復興支援は、単なる商品テーマではなく、
組合活動として何を大切にしているかを伝える要素になりました。
組合員の反応はいかがでしたか。
組合員からは「いいものがありすぎて困った」という声や、一つしか選べないのに、
ほかの商品が欲しくて自分でネットで購入したという声もありました。
チームのメンバー同士で「ギフト、何にした?」という会話が生まれていたことも伝わってきて、
記念品をきっかけにした交流が広がっていたのだと思います。
また、実際に北陸へ行く体験系の商品を複数の方が交換していたのは意外でした。
ハードルが高い選択だと思っていましたが、北陸支援のメッセージを受け取ってもらえたのかもしれません。
SELECTSを選んだ決め手は何でしたか。
当初はカタログギフトにも種類があることを知らず、調べる中でカスタマイズできるタイプがあると知りました。
執行部内からは「結婚式の引き出物のようなカタログギフトではないほうがいいのでは」という話も出ており、クレディセゾン労働組合ならではの独自色を出したいと考えていました。
ただ、いろいろなキーワードで検索しても、なかなか良さそうなサービスが見つかりませんでした。
カスタマイズできるとうたっていても自由度が高くないサービスもある中で、SELECTSのWebサイトで紹介されている導入事例を見て、「これならばやりたいことが実現できそう」と感じたのが大きかったですね。
労働組合の事例も複数あり、役員の写真を使ったり動画を入れたりといった、他にはないカスタマイズ性の高さがありました。
深く他社比較を重ねるというより、事例を見た時点で「自分たちがやりたいことに近い」と感じられたことが、相談の後押しになりました。
配布にあたり、不安だった点はどのように解消されましたか。
当社は、限られた予算の中で、約4,800名の組合員全員への配布を前提に、どこまでカスタマイズの要望を叶えてもらえるのかという不安がありました。
掲載できる商品、配布方法、デザイン、システムまで予算内で柔軟に対応できると初期段階で聞けたことで、その不安は早い段階で解消されました。
そのうえで気になったのが商品の質でした。
そこで「予算感に応じてどのくらいの商品ラインナップになるのか確認したい」と相談したところ、複数の予算帯に応じたリストを快く、迅速に提示してもらえました。
幅を持って比較できたことで、どの条件なら組合員に失礼のない内容にできるのか、具体的な商品イメージを早く持つことができ、安心して相談を進められました。
掲載商品の試食会を実施した経緯と、その効果を教えてください。
各支部にページ制作を依頼するにあたっては、どうモチベーションを高めるかが課題でした。
年に1回、組合の執行部と支部役員の全員が集まる場があります。
約200人規模のその場に、試食コーナーを設けることにしました。
実際の商品を知ってもらうことで、支部役員にも記念品づくりを自分ごととして捉えてもらいやすくなると考えたためです。
SELECTSにも協力してもらい、試食用の商品を用意できました。
試食は当初から決まっていた施策ではなく、全員が集まる機会に合わせて相談したものですが、支部役員の皆さんにも興味を持ってもらえ、試食コーナーの試食品がすぐになくなるほど盛況でした。
その後「ページを作ってください」と依頼したところ、「あのとき試食していた商品ですね」と具体的にイメージしてもらいやすく、非常に協力的な反応が得られました。
支部によっては期日管理が難しくなることもありますが、今回は全支部が期日前に仕上げてくれました。
おすすめ商品の選定については、支部ごとに一から選んでもらうと時間がかかり、内容が偏ったり商品がかぶったりするリスクもあります。
そこでSELECTSにリストアップしてもらった商品の中から、各支部に第三希望まで出してもらい、事務局側で調整する形にしました。
希望が重なった場合も、第三希望までの範囲内で、全支部のいずれかの希望が通るように調整できました。
配布後のSELECTSのサポート体制はいかがでしたか。
非常に満足しています。
目標の交換率を達成するために、各支部に呼びかけてもらうことも大切でしたが、事務局側でも日々数字を把握する必要がありました。
SELECTSに相談したところ、週次で支部ごとの交換率レポートを提供してくれました。
どの支部がどのくらい交換できているのかを可視化できたことで、必要な呼びかけもしやすくなりました。
それがあったからこそ、高い交換率を達成でき、組合費を組合員の皆さんに還元することができたと思っています。
また、交換期間中に確認漏れで特設サイトに誤字が見つかったのですが、連絡すると素早く対応してもらいました。
こうしたサポートにも当初の料金内で対応してもらえたことが、本当に助かりました。
商品やデザインだけでなく、配布導線、週次レポート、細かな修正対応まで一体でサポートされたことで、
初めての取り組みでも安心して進められました。
交換期間後の対応でも、交換状況の確認や寄付に関わる運用を含めて相談できたことは安心材料でした。
記念品を届けて終わりではなく、交換状況を見ながら最後まで伴走してもらえたことで、
組合員への還元と社会貢献の両方をきちんと形にできたと感じています。
周年記念品の取り組みは、配布後の活動にどのようにつながりましたか。
周年記念品の製作で目標としていたことは、すべて達成できたと感じています。
多様な価値観を尊重することで組合員の満足度向上につながり、支部役員が主体的に記念品製作に関わるきっかけにもなりました。
そして、北陸の復興支援に参加するという社会貢献活動を組み込むなど、
メッセージ性を持たせることができたのは、SELECTSのカスタマイズ性があったからだと思います。
カタログギフトの配布後も、石川県への寄付や、支部役員限定で能登への視察、
石川県庁への表敬訪問を計画するなど、一過性ではない継続的な社会貢献活動へとつなげています。
記念品企画から、組合員との接点づくり、支部役員のエンゲージメント、
社会貢献活動への広がりが生まれたことが、今回の事例の大きな意味です。
最後に、SELECTSを検討されている企業や担当者の方にコメントをお願いします。
SELECTSであれば、自分たちらしい思いをしっかり伝えられるオリジナルカタログギフトがつくれるということは、
ぜひお伝えしたいですね。
今回、スケジュールにそれほど余裕がなかったにもかかわらず、
迅速かつ丁寧なサポートをいただけたことで、本当に安心しておまかせできました。
オリジナルのカタログギフトを製作した経験は全くありませんでしたが、
豊富なノウハウをもとにしたご提案をいただいたことで、スムーズに進められたと思っています。
組合や企業ごとの目的に合わせて、どのような思いを届けたいのかを一緒に形にしてくれるサービスだと思います。
「こんなカタログギフトは作れるのだろうか」とお悩みの方がいたら、
ぜひSELECTSをおすすめしたいですね。

カード総会員数約3,300万人を誇るセゾンカードを発行し、
ペイメント領域を中心に事業を広げてきた株式会社クレディセゾン。
クレディセゾン労働組合は、その企業活動を現場から支える組織として、
1963年の設立以来、職場の声を集め、労使協議や職場改善、
組合員同士の交流に取り組んできた。
現在は約4,800名の組合員を擁し、日本最大の産業別労働組合であるUAゼンセンに加盟しており、
クレジット業界の発展に向けた合同施策推進の役割も担う。
独自の広報プラットフォーム「REED+」を通じて
組合員との先進的なコミュニケーションを図るほか、
レクリエーション、社会貢献活動、職場改善、
ダイバーシティ推進などの幅広い活動を通じて、
つながりを実感できる場づくりを進めている。
団体名
クレディセゾン労働組合
住所
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-20-4 東池袋SSビル2F
URL
https://www.cs-union.or.jp/
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担当者
クレディセゾン労働組合
広報
原田 悠子